困った、困った。
下書きフォルダがたまりまくっています。
うわあ...完全に「書き上げられない病」に罹患したわこれ
皆さんは罹りません?「書き上げられない病」。
少ないやる気を振り絞って書き始めても。
うまくまとめられないというか。
書いてる途中に醒めるというか。
最終的に完成しても
「こんなもんおもしろい?」
「こんなの誰か読みたい人いる?」
って自問自答が始まって、上げる気をなくすというか。
みんな、どうやって予防、あるいは克服してるんだろう?
なにかいい方法あったら、こっそり教えてね。
でも、まあ...ね。
べつにここ、情報提供の場じゃないもんね。
考えてみれば、わたしだってそう。
情報はうっかり拾ってくるときの方が多くって。
他人様のブログを読んでいるときなんか、特に。
主様のキャラやものの見方をたのしみに来てることがほとんどだもの。
ここだってね。
公開中作品の感想はアップしているけれども。
特段、早い訳ではないし*1。
監督や俳優のプロフィール的なものに至っては、一切書かないし。
感想も、実に個人的で、独断と偏見がもりもりだし。
というか、映画の話にかこつけて。
人生はすばらしいぞ愛はいいぞって話をしたいだけだし。
しかし、その辺含めてわたしのキャラクターなんでしょう。
そっかそっか。
あえて、設定を変えることはないのか。
わたしは、変わらない。
じゃあ、なにを変えるかっていうと…
ルールを変えちまいましょう。
縛りをなくしちまいましょう。
ここを”ほぼ”映画ブログとします。
映画以外にも、忘れたくない記憶はたくさんあるの。
ハマった漫画の話も、書きたければ書きましょう。
大好きなレストランの話も、書きたければ書きましょう。
感激したアートの話も、書きましょう。
お気に入りのJAZZやHIP HOPだって。
自分で撮った写真だって、ええい!勢いに任せて上げてしまえー
そして、その上で。
人生はすばらしいぞ愛はいいぞって話をもりもりします。
これがぴのこstyle。you know?
①『メッセージ(2017)』に関する記憶 short ver.
ばかうけでお馴染みのこの作品もね。
観てます、観てます。
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これを観ている間、ずーっと発汗と吐き気がものすごかったんだけどね。
しばらくしてから気づいた。
わたし巨石恐怖症なんだったわ…。
子どもの頃から、熱を出すといつもね。
どデカい岩から落ちる夢とか。
どデカい岩に押しつぶされる夢をみた。
だから、BIO HAZARD(ゲーム)の巨岩ゴロゴロのシーンとか。
クラッシュバンティクーの雪玉ゴロゴロのシーンとか。
わりと動悸ヤバい思いしてやります。(※やるにはやるんだ
前にも話してるかな。
わたしは、言葉が好きなんです。
だから、ブログを書く前に、気に入った作品は。
台詞採取のために、最低2回以上は劇場で観るんですけれども。
これに関しては、おかわりは無理だったな…。
しかしこれは、わたしの体質の問題であって。
映画自体の質の問題ではないです。
全然、まったく。
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で、このばかうけですよ。
観る前は、モノリスのパクリっぽさもうっすら感じていたのだけれども。
内容は全然ちがったよね。
まさか、中に入れるものだとは!!!
あとこれ、構成が素晴らしかった。
「わかりにくい」という意見も散見されたけど。
ラストを観るまで、そういうことだったのか!って全然気づけないあの感じ。
逆にすごくないですか。
テーマも、よかった。
「...だから、今をめいいっぱいたのしみなさい」
と、わたしは受け取ったんだけど。
運命としては、過酷だよね。
でも、すべてわかった上で。
それでも受け入れようとするルイーズの顔が、実に清々しいの。
あの表情に、救われる。
あと、アボットとコステロの言葉がもう、アートなんだよね。
発言するシーンも、実にうつくしかった。
ふむ。バッドコンディションのわりには、ちゃんと観られているじゃないか。
えらいぞぴのこ。えらいえらい
②『TAP THE LAST SHOW(2017)』に関する記憶 short ver.
水谷豊が初監督&企画構想40年という、この作品もね。
観てます、観てます。
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ところどころ、若干センスが旧いなーって気になるところもあったんだけどね。
この作品の素敵なところは3つ。
ひとつは、カラートーン。
光の使い方と、黄色や青緑に振ったレトロな色。
わたし好みでした。
うっとりしちゃった。
特に、メインの舞台となる劇場がいいんだよすごく。
セットなのかな、ロケなのかな。
どこなのかは明記されていないんだけど。
濱マイクシリーズとか好きな人にはたまらん色みだと思う。
ちょっと、影響されて撮った写真がこれ。
映画の話のあとに、自分の写真を上げるとか。
我ながらほんと、心臓強いな...
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あと、公式サイトでさんざん絶賛されているけれども。
そんな前評判入りの色眼鏡で観ても。
ラスト24分のショウのシーンは、絶品です。
構成もコスチュームもダンスも、何もかもが素晴らしいの。
このためだけでも、劇場で観てよかったー!
やっぱりライブのシーンは、臨場感が命だものね。
ところどころ、主要キャラのエピソードも挟んでくるんだけど。
全然うるさい感じじゃないのもよくって。
そうだよねえ、そうだよねえ。
台詞なんか、なくたって。
素晴らしいショウは、それだけで説得力あるよね。
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それから、ラストシーン。
ネタバレになるから言わないけれど。
説明しすぎない。
でも、不足はない。
なんとも素敵なラストシーンでね...
余韻が、いいの。
人生の、酸いも甘いも匂わすような。
すごく、色っぽい余韻なの。
この味はわたし世代じゃ、まだ出せない。
すごく、粋で大人な余韻なの。
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さて、そろそろまとめてみるかね。
うんとね、わたしね。
映画って、自分に触れて自分を知る行為だと思っているのね。
自分のことだもん、自分がいちばんよくわかってると思うでしょう。
全然だよ?
わたしって、実はこういうものが好きだったんだ!
わたしって、実はこういうものが気持ちいいんだ!
わたしって、実はこういうことを求めていたんだ!
という発見は、何本観たって、毎回あります。
「好き」「気持ちいい」「欲しい」などというもの特にはうつろいやすい。
昔はNGだったものだって、かなりOKに食い込んでくる。
しょっちゅう、変わるよ。
変わらなければ、もったいないよ。
逆に。
わたしって、実はこういうものが嫌いだったんだ!
わたしって、実はこういうものが苦手だったんだ!
わたしって、実はこういうことされたくないんだ!
という発見も、何本観たって、毎回あります。
嫌いなものは、じーっと観察してみると。
自分にとても似ていたり。
過去の体験が影響していたりする。
メンタルが落ちるまで考え抜くことはないけれども。
発見自体は、悪いことではないよね。
「合わないだけではdisれない」の心はそこにあって。
たとえ、それが
「つまらぬ映画を観てしまった...フッ」
という結果になったとしてもね。
「自分に触れる/自分を知る」という意味においては、
まったく無駄ではないでしょう。
こういうものを「つまらない」と思える自分に触れたということだもの。
金返せ!なんて、おこがましくて言えないよ。
いつも素敵な時間をありがとう。
*1:むしろ遅筆だし