どうも、あなたのぴのこです。
今年の東京の8月は
20日連続で雨!
週間天気予報を見ても、最高気温が20℃台が続発!
というまさかの事態だったので。
例年以上に、夏を短く感じました。
夏女のわたしには辛かった……。
でね、ややもすると。
なんにも夏らしいことやってないうちに、夏が終わってしまった!
つらい!かなしい!!!
と、なりかねないので。
ここらでいっちょ、ちゃんと記憶の整理をしておきたいと思います。
尚、このお話は、以下の気分のあなたにおすすめと考えられます。
①「ブロンディーヌなにそれおいしいの?」と思っている。または、この夏は”あの”アシェットデセールにハマったので、幸福感を反芻したい。→Yes
②カレーが好きだ!好きだ!好きだーーー!!!→Yes
③夏祭りが好きだ!好きだ!好きだーーー!!!→Yes
その心は......
- 作者: Nyao
- 出版社/メーカー: 青弓社
- 発売日: 2017/07/10
- メディア: 単行本
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まずね。当初はね。
「8月は、夏らしい写真を撮るぞ!えいえいおー!!!」
という、気合だけは十分であったことをお話しさせてください。
夏といえば、なにさ。
ひまわりさ!
どこに撮りに行こうかね。
昭和記念公園辺りがいいかね。
なんてな具合で、途中までわくわくしてたんだけど。
んんんんんー?
7/30の時点でこの、暗雲立ち込める雰囲気。
続いて、8/3の段階で、これよ↓
ひまわり、終了~
わたしの夏写真、終了~♪
いや。正確に言うとね。
遠出すればまだ、別のひまわりが撮れた状況かもしれない。
でもさー……
重たい鉄の塊いっぱい担いで、わざわざ遠くからやってきて。だよ?
万一そこでも、ひまわり終了してたらさー……
その場で地蔵になるよ。
もう、立ち直れないよ。
という、入口からさんざんだった、わたしの夏写真計画でした。(つづく)
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そんなもんだからね。
なにか夏らしいことしたい!
っていうこの、悶々とした気持ちをこじらせたまま。
一方で、ケーキクラスタの盛り上がりを横目で見てたんだけどね。
なにやら、あしぇっとでせーるなるものが人気なようですな!
そして、石神井公園のぶろんでぃーるなどというお店が話題のようで……
ふむふむ、ふむふむ。
ふんむふんむ!!!
一足先にあしぇっとでせーるなるものを満喫していたNyaoを捕まえて。
連れてゆけ!(どうせ迷うから)
連れてゆけ!!!(どうせ辿り着けないから)
としつこく懇願していたら。
保護者の如く、ついてきてくれました。
その節は、ありがとう。
でね。このブロンディールなんだけどね。
場所も石神井公園とあるからね。
なんだなんだ、そんなに遠くないじゃん。
って、高をくくってたんだけどね。
駅から、歩く、歩く。
歩く、歩く。
ほんとに、ここで合ってんの?
っていう、くじけそうになる気持ちを何度も往復ビンタしながら。
延々、歩く、歩く、歩く……。
だってしまいにゃ、こんな畑とか出てくんだよ?
都内なのに!
23区内なのに!!!
でもうっかり撮れてしまったひまわりですよ。
あれ?わたしの夏写真って、こんなつもりだっけどうだっけ???
と、中途半端に満たされたような満たされないような写欲を抱きしめたまま。
お店に向かって、歩を進めます。
あった!かの有名なファサード。
畑を抜けると、そこはフランスだった。
って、どんな異空間設計だよ?
と思いながら、お店に入ります。じゃん!
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本来、アシェットデセールというのはね。
レストランのフルコースで、食事の最後に出てくる皿盛りデザートのことを指すのだそう。
近年、「パティシエの渾身の作が味わえる」「作りたてが食べられる」などの魅力にスポットが当てられて。
昨今、特に注目されている分野です。
ささ、さささ。
ブロンディールの夏のアシェットデセール、4種類を攻めてみましたー!
①ヌガーグラッセ
ヌガーというのは、卵白にナッツやはちみつなどを混ぜたキャラメルのようなお菓子なんだけど。
グラッセは、それをさらに凍らせたものです。
乳から作られたアイスに較べると、少し軽くて、ほわほわした感じ。
わたしはヌガーの時点で大好物なので、これはあったら必ず頼んじゃうもののうちの一つなんだけど。
かつて食べたことのあるヌガーグラッセは、淡雪のような儚さで.
もっとほろほろしたものが多かったです。
でもこれ、卵白が強い。密度が濃い。
最強です。ヌガーグラッセ界(※そんなのあるの?)のラスボス感ある。
加えてこの、キャラメリゼしてあるナッツのざくざく感ときたら!!!
味も香りも最高です。
香りがいいといえば、ピスタチオもフランボワーズもね。
冷凍だと香りはそこまで感じないことも多いから。
いかんせん、白地ベースではこの子たちは色み担当になることが多いんだけど。
味も香りも、これはちゃんとアクセントになっています。
おいしいけど、のっぺりした味にならないように、フランボワーズのきゅんっとした酸味でちゃんと締めてあるの。
おいしい。実に、おいしい。
②ペッシェ メルバ
ロンドンのサヴォイホテルの料理長が、ソプラノ歌手のネリー・メルバのために考案・作成したデザートらしいです。
もともとは氷で白鳥を作って、広げた翼の間にバニラアイスを置いて。
その上に桃を載せて上から糸飴を飾るという、どーん!と大がかりなものであったらしいんだけど。
今はバニラアイスと、桃と、フランボワーズかいちごのソースがあれば、もう「ペッシェメルバ(ピーチメルバ)」と言っちゃってるフシがある。
それが藤原シェフの手にかかると、こうですよ。じゃん↓
うーつーくーしーいいいい!!!
見てよこの飴細工。
雨上がりの蜘蛛の巣みたいになってるじゃんよ!!!(※精一杯の美的表現のつもり
バニラアイスも、けっこう味が濃いんです。
そのまま食べても、文字通りとろけるぐらいおいしいんだけど。
上にかけてあるフランボワーズソースが、これまたなかなかに濃厚で。
たっぷりかけてあるんだけど粘度がけっこうあるので、全然だれなくて。
(もしかしたら一緒に凍らせてあるのかもしれないけど)そのままバニラアイスと一体化して、夢のようにおいしいの。
で、その上で。
ペッシェですよ。桃ですよ桃!!!
この大きなバニラアイスのぐるりを飾っている桃なんですけどね......
これは……ソテーなのかなー?
コンポートというほど、くたくたに煮た感じではなくて。
噛むと、中心部分にかすかに芯が残っているのね。
わずかに桃の繊維も感じます。
この火入れの絶妙なこと!!!
さらに、なんらかの素敵なお酒の香りがしました(※酒名特定至らず)。
③ヴァシュラン
これは唯一、聞いたことも見たこともないデザートでした。
なになに?どんなん?って思っていたらね……
じゃん↓
(ピント合ってないの、ご容赦ください。白いものって、むずかしい……)
こんな頭の人、音楽室の肖像画で見たことある!!!(※精一杯の美的表現
どうなってるのか?っていうとね。
これ、絞り出しのシャンティ(ホイップクリーム)と、同じ形に作ったメレンゲを、交互に並べてデコレイトしてるのね。
中身はドーム型の濃厚バニラアイスとベリーのソルベです。
こんな感じ。じゃん↓
メレンゲは軽くてしっかり甘いんだけど、シャンティは甘さ控えめになっていて。
色は全部白だけど、味にはメリハリをつけてあるんだよね。
みんなパンがなければ、お菓子を食べればいいじゃない。
おいしい......おいしい......。
④ピュイダムール
ピュイダムールは知ってる!
『ケーキツアー入門』にも、がっつり書いてあった!!!
「愛の井戸」は希少品種!
見つけたら即捕獲すべし!
この名前のもとは、このケーキが現在の形になった当時上演されていた演劇のタイトルから取られたという説がありますが、「愛の井戸」、なんかエロティックな想像もかきたてられますね。
そんなロマンティックな名前をもつピュイダムールですが、基本的な形としては、パイ生地で作られた器にカスタードクリームを流し込み、表面をキャラメリゼする、というのが一般的です。
しかし、この最後のキャラメリゼがくせ者で、食べたときにフォークで刺すと飴がパリンと割れるようでないといけないのですが、作り置きをしていると飴が溶解してしまって、パリンとならないのです。
(※Nyao著『ケーキツアー入門:おいしいケーキ食べ歩きのススメ』より抜粋引用)
ふむふむ。
では、ブロンディーヌのピュイダムはどんな感じなの?というとね。
じゃん↓
土台のパイはね。意外とそこまで重くはないんだよね。
だけど、中身のカスタードはかなり水分を飛ばしていて。
けっこう重め、だいぶぼってりしています。
これにかけてあるキャラメリゼがね。
けっこう厚く、かけてあるの。
でも持ち帰る間に解けたらいけないということで、これも店内のみでの提供なんだって。
おいしい……おいしい……。
そんなこんなで、わあわあきゃあきゃあ言いながら食べて。
山ほどのケーキと極上パン買って持ち帰りしたんだけど。
興奮しすぎて、写真撮るの忘れました。ひどい
噂によると、ブロンディールの藤原シェフはメレンゲの名手なのだそう。
しっとり、ほろほろ、ガリガリ......
と、いろんなタイプのメレンゲを堪能したのでありましたー
特にムラングシャンティは、芸術です!国宝です!!!
メレンゲと生クリームのケーキ?
白ばっかじゃん!
なんかカサカサしてそう......
って思ったあなた!そう、あなたです!!!
一度食してみて。
鈍器で後頭部を殴られる衝撃*1だから。
俺が今まで食べてきたメレンゲは一体、何だったんだ......?
ってなるから。ぐあんぐあんした頭で
その気になったらぜひ、午前中に!(※午後は売り切れの可能性大
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あとはねえ、そうだなあ……。
3週間ぐらい毎日、無印良品のカレーを食べてました。
わたし、サブで無印良品のお洋服ブログやってるんですけどね。
たまには食レポ的なのも書きたくなっちゃって。
人に見せるものについては、凝り性のわたしです。(※意外でしょ?
これは全種類制覇しなくては!って張り切ったら、このありさま。
おかげで、わたしの夏写真フォルダはカレー一色だよ!!!
色気とか情緒とか、なんにもないよ。
どうしてくれんだよ......。
飽きるかなーと思ったら、全然飽きなかったけどね。
ぶっちゃけ、まだまだ続けられた。
ああ見えて、全部味が違うのですよ。
どれもおいしいし。
「MUJIのカレーってちょっと高くない?」
ってよく言われるけど、そんなことなーい
具をちょい足しして、器と盛りつけ考えたら。
普通にお店で1,200円とか取れるレベルだよ。
MUJIカレー、おそろしい子!
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仕事の方はね。
この8月はなぜか、連勤が続いてしまって。
連休を2回に分けてもらう。みたいな感じでした。
なんか、ごまかされたくさいけど。
それはそれとして、連休はたのしむことにする。
ほんとはね、花火大会にも行くはずだったんだけどね。
急遽、仕事で欠員が出て、フォローにまわることに。
わたしの花火......わたしの浴衣......うううう
と、なっていたところ、最後の最後に駆け込みました。
納涼まつりin 麻布十番。
例年このお祭りは激混みなんだけど。
わたしたちは初日のオープン直後から参戦して。
混み始める17時前後には撤収して、二次会へ......という手法を取っています。
このお祭り、よほどのことがない限りは、毎年行きます。
なぜならわたしは晩夏ラヴァーだから。
8月の最終の週末に駆け込んで。
呑んで喰って、いっぱいたのしい思いをして。
「夏が好きだ!好きだ好きだ好きだあああああ」
と叫ぶのが、例年のわたしの常。
ギリだったけど、お天気なんとかもってよかった!
「浴衣着たかった」欲も、ここでしっかり回収できてよかった!
富山の地酒三種呑み較べセット
これで、600円!
ちびするめも、なんかいいんだよねー
焼きそばを求めていたのに、なぜか事故のように出会ったプルコギ。
おいしかったー
まぐろテール焼き。三陸沖産。
呑み屋にあると、必ず頼んじゃうやつ。
筋肉質が細かいところと、ねっとりしているところが好みなの。
さばサンド。
お姉さんがワンオペで作ってて。
決して手が速いようには見えないんだけど、行列ががんがん捌けてた謎のオペレーション。うまかった
宇野亜喜良ラヴなので、毎年必ずいただいて帰るやつ。
今年の作品も素敵でしたー
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映画はね。
8月中は、ピンとくるものがちょっと少なくて。
ひたすら、タブレットで映画の旧作とか海外ドラマとか観てました。
『セトウツミ』と『さよなら歌舞伎町』*2は、ここで出会いました。
あと、『ゲットダウン』のシリーズ2を、ひたすら踊りながら観た。
『東京ヴァンパイアホテル』は、うんこすぎて途中でやめた。(※あ。disっちゃった★
わたし映画はやっぱり劇場で、派だけれども。
家から一歩も出ないで、冷房の効いたお部屋でゴロゴロしながら。
タブレットでたのしむそれも、こんなときには悪くないのかも。
で、唯一観た劇場公開作がハイローだっていう、ね……。
自分がこういうのにハマる人間だなんて思ってなかったよ。
まさかの展開すぎた!
こういうところで横道に逸れたり、無駄に寄り道したりするからね。
人生は、やめられない。
たまにやめたくなるけど、やめられない。
今年もいい夏でした。
ありがとう。
ごちそうさま。
わたしは晩夏をいちばん愛しているけれども。
二番めに好きなのは、いつもいつも次にやってくる季節。
9月は1日からもう、待ち遠しかった劇場公開作が目白押しなんだ。
【おまけ】曇天だったブロンディールツアーの帰り途にて。
うっかり撮れた、夏空ひまわり*3。
- 作者: Nyao
- 出版社/メーカー: 青弓社
- 発売日: 2017/07/10
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